口臭には、いくつかの要因があります。
1.人間の本能的な原因によるもの
・起床直後
・空腹時
・緊張時
上記3つの時は、口臭が強くなります。この時は、唾液の分泌が少なくなるため、細菌が増殖し、口臭の原因物質が増えるからです。
また、女性の場合は、生理・妊娠によってホルモンバランスが崩れることによる口臭があります。
しかしながら、これらの原因による口臭は、人間の本能としてやむを得ないものであり、「歯みがき」「食事」「水分補給」など、日常的な行動によって唾液量が増えるため、問題はありません。
2.ストレスによるもの
人は緊張状態になると、唾液量が少なくなり、口臭の原因となります。
3.食べ物によるもの
「コーヒー」「お酒」「にんにく」「ねぎ」などは、口臭がきつくなるので、人に会う前は避けたいですよね。
4.タバコによるもの
タバコのにおいは、人によってはかなり嫌われますよね。
5.口の中の病気によるもの
歯周病・虫歯も口臭の原因となります。特に、高齢者は「入れ歯」の清掃を欠かすときつい臭いを発する場合があります。
口臭の対策
1.しっかり正しい歯みがきをする
これは、口臭予防の基本ですよね。しかしながら、実は、歯みがきで取り除ける歯垢は60%ほどだそうです。正しい歯磨きをする必要があります。歯垢がたまりやすい場所である「歯と歯の間」「歯と歯肉の境」「上下の歯の噛み合わせ部分」に意識して磨きましょう。
日本人は特に、強く磨く癖があります。力を入れすぎると、歯垢を落とせないばかりか、歯や歯肉を傷つけてしまいます。
また、歯と歯の間の歯垢は、通常の歯みがきだけでは取りにくいので、「歯間ブラシ」や「糸ようじ」を使いましょう。
2.ストレスをためない
ストレスは、唾液の分泌を少なくします。それ以外に、病気などを引き起こし、それが原因でまた新たな口臭の引き金をなります。
3.虫歯治療を早期にする
4.タバコをやめる
タバコは口臭のために、というよりも、健康のためにやめましょう。タバコを止めることで、口臭ばかりか、健康面で得られる恩恵は非常に多いです。
5.入れ歯の清掃は毎日する
入れ歯を不潔にしておくと、口臭どころか、プラークが歯肉を溶かしたり、ささらに他の病気を併発させます。
まとめ
口臭予防は、「正しい歯みがき」と「規則正しい生活」と「病気の放置しない」ことが秘訣です。
でも、あまり気にし過ぎてもだめですよ!中には、口臭がほとんどないのに、必要以上に気にしすぎて、人前で出ることをためらったり、人としゃべることを避ける人もいます。上記の三点がしっかりできていれば、口臭は大丈夫ですから。