【子どもの包茎】子どもの包茎って大丈夫なの?

「子どもの包茎って大丈夫なの?」と不安になられる親御さんも多いようです。
結論からいって、多くの場合、子どもは大人に成長していく過程で、包茎の問題は解決していく場合がほとんどです。しかし、ごくまれに子どもの時に問題を解決した方がいい症状もあります。また、思春期特有の悩みも出てきます。そういう時に、大人は子どもにどう接してあげるべきなのか、が大事なのです。

子どもの包茎は、大丈夫なの?

大人の場合は、包茎であることにより、生活に支障が出たり、時には病気として判断されたりすることがあります。

それに対し子どもの場合、病気ではなく、ペニスに皮が被っていることはごく自然な状態となります。
ほとんどの新生児が生まれつき真性包茎(包皮が亀頭まで被っている状態)であり、5歳までの小児のなかでも約60パーセントが当てはまります。
そのため子どもの真性包茎は、決して特別な症状という訳ではありません。
むしろ、亀頭部分全体が包皮に覆われていない方が、先天性の異常がある可能性があります。

子ども包茎で治療が必要な場合は?

自然なことなので基本的には問題のない子どもの包茎ですが、下記の症状があるときは治療が必要です。疑われる病名も合わせて記載しているので、参考にしてください。

亀頭包皮炎

・包皮や全体に赤味や腫れがある
・触らなくても痛い
・おしっこのときに痛みを感じる

カントン包茎

・亀頭が狭い皮膚でしめられ、ひどく腫れている

尿道下裂

・新生児は包皮がむけない状態が正常であるものの、亀頭部全体が包皮で覆われていない場合

排尿障害

・おしっこをするとき、包皮におしっこがたまりふくらむ
・おしっこが細くしか出ない

こどもの包茎の場合はほとんどの場合、治療を必要としません。
ただ必要に応じて、下記のような治療も行われます。

子どもの包茎で治療必要時に行われる主な治療

保存療法

両親または患児本人に指で包皮をめくってもらう方法です。
ステロイド軟膏を塗ることもありますが、その際皮膚が裂けないように優しく塗るなど注意する必要があります。

抗生物質

症状を和らげるため、抗生物質を飲むこともあります。

手術療法

・乳幼児など子どもの皮膚はよく伸びるため、成長とともに包茎が自然に治ることが多い
・包皮は将来大切な部分
などの理由から、子どもへの手術は極力控える傾向にあります。

ただ保存療法が効かない、下記のような症状のときは手術を行うこともあります。
・亀頭包皮炎の症状が繰り返される
・排尿障害
・カントン包茎
それ以外に、両親からの強い希望で手術が行われることも少なくありません。

子どもの包茎の手術は、主に下記のような方法で行われます。
(1)背面切開術
包皮の最も締め付けの強い部分を縦に切開。その後横に縫合する方法。
(2)環状切開術
余剰な皮膚を環状に切開。その後全周に縫合する。

年齢による男性器の変化について

男性の亀頭は成長とともに変化します。

新生児~小児

亀頭が傷つきやすい状態なので、包皮でしっかり守られています。
つまりは、真性包茎である状態の方が自然なのです。

思春期(中高生)

12~15歳くらいの思春期になると、男性器が急激に成長します。
亀頭が大きくなることで包皮の入り口が広がり、徐々にむけるようになってきます。

むけると亀頭部分が、冠状溝まで完全に簡単に露出します。
その後、包皮の中に元通り収納できるようになることが多いです。

中学生・高校生の包茎について

包皮がむける時期は人それぞれで、思春期を迎えてもむけない人もいます。
その場合は
包皮を根元側にひっぱる(ずらす)といったことを行うなど
むきグセを付けることも大切です。

このようなことを行わなければ、普段から亀頭に皮が被っている仮性包茎になることもあります。

50パーセント以上の男性が該当するといわれる仮性包茎ですが、ほとんどの場合は手術を必要としません。
そのため中高生の時点で仮性包茎になったとしても、深刻にとらえる必要はありません。

思春期の中高生は、男性器も気持ちも大人になっていく!

中高生(思春期)に包茎になると、様々なことを気にする男の子もいます。

まず思春期を迎えると、「カッコよくなりたい」「モテたい」という気持ちが強まります。
そうなると周りがむけているのに、自分はむけていないという状態に強い劣等感を覚えることも多いです。
また、異性とお付き合いをしていくようになると、おのずと性に対しての興味や悩みは増えていきます。

包茎や性の悩みは、なかなか気軽に相談できない内容です。思春期の悩みを子ども一人で抱えないように、親や周りの大人は、子どもが悩みを相談できる環境を作ってあげることが重要なのです。

思春期の男性器についての多い悩み

思春期の男性器に関する悩み(問題点)とその対策について書いたので、参考にしてくださいね。

【お悩み①】ペニスが黒い

メラニン色素が分泌されることで、ペニスが黒くなる人もいます。
病気ではないので、特に気にする必要はありません。

【お悩み②】白いカスが溜まりやすい

亀頭と包皮の間は白いカス(垢)がたまりやすいです。
そのままにしておくと、イヤなにおい・炎症・痛み・かゆみの原因になります。

解消するためには、白いカスが溜まる部分を清潔にしておくことが大切です。
皮がむけている場合も、きちんと洗わないと白いカスがたまるので注意しましょう。

・亀頭と包皮の洗い方
①包皮をしっかりずらすようにむく
②シャワーなど流水で、カスを落とすよう強めに洗う

※皮膚が弱い・完全にむけていない人は、刺激の強いせっけん・ボディソープなどは避け、お湯だけで洗うと良いでしょう。

【お悩み③ペニスの大きさに自信が持てない】

大きさは人それぞれ異なります。
思春期はペニスも成長過程なので、これからさらに大きくなる人も少なくありません。
またペニスは勃起したときに4~5センチあれば、妊娠のための機能として問題ありません。
そのためそれ以上の大きさであれば、気にし過ぎる必要はないでしょう。

【まとめ】子どもの包茎について、お母さんやお父さんはどう接するべき!?

子どもの包茎に対して、両親がどのように接するべきかについて書いています。
こちらに書いたことも参考に、子どもと接すると良いでしょう。

1.子どもが相談しやすい環境を作る

子どもが包茎になった場合、心配ではありますが、心配し過ぎる・過度に干渉するのは控えた方が良いでしょう。
思春期になると「格好良くなりたい」「異性にモテたい」という気持ちが強くなり、思った通りにいかない場合はイライラが募ることも多いです。
そのため過度に干渉すると、「恥ずかしい」「情けない」という気持ちが強まり、親子間で溝を生むことにもつながります。

やはり、子どもが悩んだ時に、子どもから大人に相談しにくる、または、相談しやすい環境を作る必要があります。症状がひどい場合は、病院に行くように導く必要もあります。子どもの相談に乗れるよう、包茎について調べておくことも大切でしょう。

2.子どもに「包茎とは何か?」を教えて悩みを解消してあげる

子どもは学校の友達など、周りのことを気にすることが多いです。
そのため包茎などほかの子と違う部分には敏感に反応します。
特に小学校高学年・中学生など思春期を迎える年齢になると、その部分はより強くなり、必要以上に動揺することもあります。

そんなときは子どもに合わせて動揺するのではなく、落ち着いた対応をすることが大切です。
「問題ない」「大丈夫だよ」という気持ちを伝え、子どもの気持ちを落ち着かせるような対応をすると良いでしょう。

3.男の子の悩みは男性の大人が相談にのってあげる

女性の場合は自分に経験がないため、男性の包茎に関して分からない部分もあります。
そのため子どもから相談を受けて動揺する、分からない部分があるため自然な対応ができないといったことにもつながります。

解消するためには、パートナーなど男性に相談し、話を聞くと良いでしょう。
シングルマザーの場合は、話をしやすい近所の男性・親族・学校行事で関わることの多いお父さんなどの男性に話を聞くことも大切です。

子どもの問題にしっかり向き合い、愛情を持って接することによって、親子の距離を縮めることにもつながります。

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