【基礎体温の変化】基礎体温の低温・高温のチェックが大事!

基礎体温で月経周期と妊娠しやすい時期が分かる

基礎体温で、自分の月経周期と、きちんと排卵をしているかを知ることができます。あわせて、妊娠しやすい時期が分かるので、計画的に妊娠を考えている人は基礎体温を付けたほうがいいでしょう。

基礎体温とは?

基礎体温:人間が生きていくために必要最低限のエネルギーを使っている時の体温 いわば、体を動かさず、ただ呼吸をしているようなときの体温

基礎体温の測り方

基礎体温を測る時は、普通の体温計ではなく、基礎体温計(婦人体温計)を使用します。
基礎体温計には、下記の2種類あります。

予測式

約60秒測って、5分後の平衡温を予測する 計測時間が短くて済む

実測式

実際に約5分間体温を測る

【基礎体温の測り方の手順】

① 起床時に、体を動かさず寝たままの状態で、基礎体温計で体温を測る
② 基礎体温計の感温部を舌の裏側の付け根に当て、舌で押さえ、口を閉じた状態で測る
③ 基礎体温表に記録する

※できるだけ同じ時間に測るのがいいです。
※いつもと違うことが起きたら、メモしておくと、どういうことが体温に影響したのか確認できます。例えば、体調が悪い日、気持ち的にすぐれない日、セックスした日などです。

【妊娠していない時】基礎体温は「高温期」と「低温期」に分かれる

妊娠してなくて、かつ、ホルモンバランスが整っていれば、下記のように「低温期」と「高温期」に分かれます。

「低温期」には何が起こっている?

【低温期】
[原因]女性ホルモンのエストロゲンが大量に分泌されるため、体温が低くなる
[体内]生理が始まり、排卵が起こる
[ポイント]低温期の終わりに、体温が大きく下がる日があり、この前後2~3日のあいだに排卵が起こる!

低温期の終わりに「排卵」が起こる!

「高温期」には何が起こっている?

【高温期】
[原因]女性ホルモンのプロゲステロンが分泌されるため、体温が高くなる
※プロゲステロン:妊娠しやすい体を作るため、子宮内環境を整える黄体ホルモン
[体内]妊娠しなかった場合、不要になった子宮内膜が剥がれ落ちて、血液と一緒に体外に出される=月経(生理)

月経(生理)後に、基礎体温が下がり、また「低温期」に移行していく

【妊娠した時】基礎体温は「高温期」が長くなる!

妊娠した場合、下記のグラフのように「高温期」が通常より長くなります。

【原因】高温期が長く(14日以上)続くのはなぜ?

妊娠すると、黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌が続きます。プロゲステロンは、体温を上昇させる働きがあるために、高温期が長くなるのです。
プロゲステロンは、妊娠したのち、受精卵の発育を促進させ、妊娠環境を整えるのです。

【期間】妊娠時の高温期はいつまで続くの?

妊娠14週目を迎えたあたりから、徐々に体温が下がり始めます。これは、プロゲステロンの分泌量が、胎盤ができあがる頃に、少しずつ少なくなっていくからです。

他、基礎体温から分かる妊娠の兆候

高温期の二段あがり

妊娠時、高温期の中で、さらに体温が上がることがあります。これは、受精卵の着床時に、プロゲステロンの分泌量がさらに増えるからです。※必ず起こるとは限りません。

高温期途中で体温が下がる

逆に、高温期の途中で体温が下がることがあります。別名「インプランテーションディップ」とも言います。体温が下がる期間としては、1~2日間程度です。

妊娠検査薬を使うタイミング

妊娠後、体内で妊娠ホルモン(hCG)が作られはじめます。
妊娠検査薬は、尿に出てきたその妊娠ホルモンを検知することで、妊娠しているかどうか判断します。

妊娠検査薬は、生理開始予定日の1週間後以降

つまり、「生理予定日を1週間過ぎても、生理が来なければ使用する」と考えていいでしょう。

フライング検査には気を付けよう!

はやる気持ちで、フライングしてしまい、妊娠しているのに「陰性」を誤って出てしまいます。例えば、その後も高温期が続くようでしたら、妊娠の可能性がありますので、再度妊娠検査薬で調べましょう。

妊娠検査薬は、正しく使用すれば陽性反応時の精度は99%!

ということは、妊娠検査薬で陽性反応が出たら、ほぼ間違いなく妊娠と判断できるってことですね。

妊娠時に基礎体温が下がる原因は!?

妊娠すると、通常は基礎体温が高いままなのですが、いくつかの要因で基礎体温が下がることがあります。

インプランテーションディップ

前述した現象です。

妊娠していない

基礎体温が下がった状態が3日以上続いたら、妊娠していない可能性があります。

風邪

風邪によって、熱が上がったり下がったりし、さらに、微熱・寒気・吐き気などの風邪の症状が、妊娠時の症状と似ているため、判断が難しくなることがあります。

流産の可能性

流産は、妊娠初期の12週目未満に起こることが多く、妊婦の約10%に起こると言われています。妊娠時の基礎体温の動きと違って、早めに基礎体温が低下した場合は、流産の可能性が考えられます。

妊娠時に出る体・気持ちの症状

基礎体温は、個人差があります。そのため基礎体温だけでは、妊娠の判断が難しい場合がありますので、妊娠時における体や心の変化も判断基準にするといいでしょう。

妊娠時の体調的変化

微熱・胸のハリ・お腹のハリ・吐き気・疲れ・頭痛・腰痛・便秘・頻尿・下痢・めまい・生理の遅れ・息切れ・食べ物の好みが変わる など

妊娠時の精神的変化

精神不安定(イライラする・気分の変化)・不安になる など

基礎体温の疑問

基礎体温の低温と高温の差はどれくらい?

基礎体温の低温と高温の温度差は、0.3~0.5度くらいです。そのため、体温差が0.3度内ならば、黄体機能不全の可能性があります。黄体機能不全は、ホルモンバランスの乱れを整えることが重要です。以下のことを意識して、ホルモンバランスを崩さないようにしましょう!
・栄養バランスの取れた食事
・規則正しい生活
・適度な運動
・十分な睡眠
・ストレスをためない

改善が見られない場合は、婦人科で検査してもらいましょう。

基礎体温がガタガタで安定しない!

基礎体温が細かく変動してガタガタだと、排卵日を予測しにくくなります。
基礎体温を安定させるには、体を温めることが重要です。寒さには十分に気をつかって、特に冷え症の人は、しっかりと対策をしましょう!
また、冷えは、生殖機能の低下をまねき、不妊の原因になることがあります。

生活が不規則だと基礎体温が付けられないの?

当然、仕事などで生活が不規則になることもありますよね。それは、忙しい現代人にはしょうがない。不規則になる場合でも、しっかりと熟睡した後に、基礎体温を測るようにしましょう!
基礎体温で見るべきは、ちゃんと「低温期」「高温期」になっているか、です。どのタイミングで低温期→高温期になったかを知ることが重要で、少々の体温の誤差はさほど問題ではありません。

まとめ

基礎体温を毎日つけることは、大変かもしれませんが、自分の体調をしっかりと把握して、その月々の予定が立てやすくなります。また、妊娠を望んでいる人は、計画的な妊娠を助けてくれます。
そりゃあ、この現代において、規則正しく生活できている人の方が少ないでしょう。毎日同じ時間に寝ることなんて、なかなかできないですよね。それよりも、多少不規則になったとしても、しっかり熟睡できれば、基礎体温を付けてもいいわけですから、ぜひ基礎体温チェックで体調管理をしましょう!

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