スマホ・PCなど目を酷使するものも多くなった昨今。
昔に比べて視力が悪くなったという人も少なくないでしょう。
ただイキイキと生活するためには、視力低下を防ぎ、視力を回復させたいところ。
今回はそのための方法についても説明していますので、参考にしてくださいね。
≪目次≫
1.視力が悪くなる原因
2.視力低下を防ぐ方法
3.視力の回復に役立つ方法
1.視力が悪くなる原因
ここでは視力が悪くなる原因について、病気、普段の生活などいくつかの角度から説明しています。
基本的な原因
(1)目のピントが合わない
まず視力は目の奥が引っ込んでしまい、上手くピントが合わなくなることが原因で悪くなることもあります。
この症状が起こる主な原因は、両親からの遺伝です。
視力の悪い両親からは、同じく目の悪い子供が生まれる可能性が高くなります。
(2)水晶体が上手く働かない
目の中にある水晶体が上手く働かなくなり、視力が弱くなることも少なくありません。
水晶体はカメラのレンズのように、厚みを変えることでピントを合わせる働きをします。
普段の生活の中で近くばかりを見ていると、水晶体のピント調整に狂いが生じ、近くは見えても遠くはぼやけて見えにくいなどの症状が起きます。
病気による原因
視力低下は病気が原因となることも少なくありません。ここでは視力が悪くなるゲイン員となる病気を紹介します。
(1)白内障
目のレンズの役割を果たす水晶体がにごる病気です。
症状は以下の通りです。
・視力低下
・ぼやける
・かすむ
・まぶしい
ゆっくり進行する病気であり、日本では70代以上の方がかかりやすい傾向にあります。
(2)網膜剥離
眼球の内側にある網膜がはがれる病気が、網膜剥離(もうまくはくり)です。
・視力低下
・チカチカとした光が見える
・蚊が飛んでいるように感じる
といった症状があらわれます。
基本的には加齢が原因ですが、頭を強く打った衝撃で起こることも少なくありません。
早期治療が大切なので、症状があらわれた・心当たりがある方は、すぐに病院へ行くことが大切です。
(3)網膜中心動脈閉塞症
網膜の中心動脈が詰まることで、片方の目が突然真っ暗になる症状があらわれることが特徴の病気です。
網膜中心動脈閉塞症(もうまくちゅうしんどうみゃくへいそくしょう)になった場合、一時的な視力低下・視野の狭さなどの自覚症状があります。
症状が長く続くと、視力が低下したまま戻らないこともあるので、すぐに病院に行って治療を行うことが大切です。
(4)加齢黄斑変性
ものを細かく見分けるために大切な役割を担う黄斑に障害が出ることが、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の特徴です。
症状としては
・視力低下
・視界のゆがみ
・色識別が困難になる
といったことが挙げられます。
加齢とともにあらわれることが多い病気です。
普段の生活に関する原因
(1)メガネやコンタクトレンズが合っていない
適切なメガネ・コンタクトレンズを使えていないことも、視力を低下させる原因となります。
普段の生活で目を酷使していない・目に関する病気がないのに視力が落ちた場合に、考えられる要因です。
仕事などで普段からメガネやコンタクトレンズを使っている人は、定期的に視力検査をして、随時適切なものをつくることが大切です。
またコンタクトレンズは長く使い続けると、視力低下など目に悪影響をもたらすことも多いので、古くなった・機能が低下したらすぐに交換すると良いでしょう。
(2)PCやスマホの使い過ぎ
PCやスマホを使い過ぎることで、視力低下を引き起こすことも多いです。
これらは毎日のように利用するものですが、ディスプレイや照明には、目に悪影響を与えるブルーライトが多く含まれます。
そのためPCやスマホを見続けることで目が疲れやすくなり、視力低下や眼疾患などの原因になることも少なくありません。
2.視力低下を防ぐ方法
ここでは視力の低下を、できるだけ最小限に抑えるための方法を紹介しています。
(1)遠くを見る
遠くを見つめることも視力低下を防ぐのに役立つ方法のひとつです。
目の焦点を遠くに合わせることにより、収縮した目の筋肉を緩めるのに役立ちます。
視力低下を防ぐのはもちろん、視力回復にも役立つ方法なので、普段の生活の中に取り入れてみるのも良いでしょう。
(2)温める
疲労が溜まり血流の悪くなった状態の目をそのままの状態にすると、視力低下につながることも少なくありません。
その状態を改善し、視力低下を防ぐためには、目を温めることが大切です。
温かい蒸しタオルなどを目に当てることで、目の周囲の筋肉をほぐし、血流の流れを改善することができます。
そのため目が疲れた・リラックスさせたいときは、温かいタオルで目を温めるのも良いでしょう。
(3)スマホやPCの使用を控える
目の視力低下を防ぐためには、PCやスマホの使用を控えることも大切です。
これらは仕事・交流・調べものなど様々な用途で利用されるため、完全にシャットアウトするのは難しいと思います。
そのため長時間PCやスマホを使用したあとは、少し休憩を挟むといったことも大切です。
目安としては1時間利用したあと、15分ほどの休憩を挟むのが良いとされています。
またそれが難しい場合は
・ブルーライトカットのフィルターを貼る
・PCのディスプレイを15度程度うしろに倒し、目線より少し下に置いた状態で、40センチ以上離れて利用する
といった対策を行うのも良いでしょう。
3.視力の回復に役立つ方法
ここでは普段の生活の中で負担なく行えるものを中心に、視力の回復に役立つ方法を紹介しています。
自分に合った方法を見つけるための参考にしてくださいね。
(1)エクササイズ
こちらのエクササイズは、目の開閉によって血行を促進させるため、視力の回復に役立ちます。
空いた時間で、大きな負担がかからずに行えることも魅力です。
方法は以下の通りです。
①目をギュッと閉じる
②目をパッと開き、上を見る
③顔は正面を向き、そのまま下を見る
④右を見る
⑤左を見る
※③~⑤のときすべて顔は正面を向く
③~⑤の前にはそれぞれ①の工程を行う
また①~⑤まではすべて、10秒程度行ってください。
目安は1日1セット程度ですが、継続して行うことで効果が高まります。
(2)ツボ押し
ツボを刺激することで、目の周りの血流の流れが促進され、視力回復に役立ちます。
方法は以下の通りです。
①目頭の上の溝にあるツボを親指の腹で押す
②前傾姿勢を取り指圧の負担を少し加え、5秒後にもとに戻す
③目と眉の間にある溝を親指の腹で押す
④こめかみのへこんだ部分を親指の腹で押す
⑤目の下のツボを、人差し指と中指の腹で押す
※④⑤のあとにも②の工程を行う
ツボ押しは優しく行ってくださいね。
(3)食事
視力回復に役立つ成分の含まれた食事を摂ることも、視力を改善する方法のひとつです。
摂るべき成分は以下の通りです。
・アスタキサンチン(えび、かに、いくらなど)
・アントシアニン(ブルーベリー、ビルベリー、カシス、ぶどうなど)
・ルテイン(ほうれん草、かぼちゃ、菜の花、ブロッコリーなど)
・ビタミンA(にんじん、ニラ、小松菜、ピーマン、うなぎなど)
・ビタミンC(レモン、いちご、ゆずなど)
・ビタミンE(ナッツ類、ごま、たらこなど)
(4)お助けアイテムの利用
ピンホールメガネ
無数の小さい穴が開いているメガネです。
この商品を通してものを見ることで、目をリフレッシュさせることができます。
1日3分を継続して利用することで視力回復に役立つので、忙しい方にもオススメです。
ピンホールアイマスク(ネミール)
小さな穴が開いているアイマスクです。
この商品を付けることで、目の筋肉の緊張や疲労の解消・血流を良くすることができ、視力回復にも役立ちます。
読書・テレビを見ているとき・PCを使っているときなど、様々な場面で活用できることも魅力です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は視力が悪くなる原因と対策について書きました。
視力を悪くしないためには、できるだけPCやスマホによる目の負担を減らすことが大切だということが分かります。
また視力を改善するためには、エクササイズ・食事など様々な方法があります。
それだけにここで書いたことを参考に、自分のライフスタイルに合った改善方法を見つけると良いでしょう。