【性病(性感染症)の種類】正しい知識と対応が大事!

ここでは、主な性病について説明いたします。

クラミジア

特徴

18~19歳の女性の約3割がクラミジアをいわれるなど、日本でも感染者が多い性病のひとつです。
またその約8割がクラミジアであることに気付いていないなど、自覚症状を感じにくいことも特徴となります。
エイズのように命取りの病気でないと軽く見ていており、知らないうちにパートナーに感染させることも少なくありません。自覚症状にない性病なので、パートナーと一定量に性行為を行う方は、年1回など定期的に検査をする必要があります。

感染経路

主に性行為:精液・膣分泌液・血液・唾液などの体液を介する

菌のある部分同士の接触で感染するため、クラミジア感染が性器だった場合は、感染者とキスをしても感染はしません。
ただ1回の性行為・キスやオーラルセックスでも感染するため、注意が必要です。

症状

・おりものが増える
・生理痛のような痛み
・不性器出血  など

1~3週間ほど潜伏してその間は症状が出ない、しばらくしたら症状がなくなることが特徴です。
生理痛・一時的な身体の不調だと思っていて、実はクラミジアということも多いので注意しましょう。

・黄色くて濃いおりものが出る
・排尿痛・排尿時の違和感
蒸気もクラミジアの症状なので、それらが出たときはすぐに検査を受けると良いでしょう。放置しているとパートナーにうつす、不妊症に発展することもあります。

淋病

特徴

淋病は生殖器を中心に炎症を起こす症状の性病で、特に20代に感染者が多いといわれています。
女性は症状が出ないことも多く、気付かないうちにパートナーに感染させる・周辺の臓器などに炎症が広がることも少なくありません。
また淋病は感染力が強く、1回のセックスで感染する確率は3割程度あります。またクラミジアなどほかの性病も同時に感染していることが多いので、淋病だと慌てるだけでなくしっかり検査して状況を把握する必要があります。

感染経路

・性行為
・オーラルセックス、キス など

淋病の菌は通常の環境では生存できないものの、汚染されたタオルや衣服から感染するケースもあります。

症状

・おりものの増加
・軽い不正出血

症状が軽いため、淋病だと認識されず見過ごされることが多いです。
そのままにしておくと卵管炎・卵巣炎だけでなく骨盤内に炎症が波及します。淋病が原因の疾患も多く、クラミジアなどの性病を併発する危険性も高いので、定期的に検査を行うことが大切です。

咽頭クラミジア・咽頭淋病

特徴

クラミジアと同じで日本での女性感染者が多い咽頭クラミジア・咽頭淋病。
淋病・クラミジアよりも見つかる確率が高いことが特徴で、性器から淋菌が検出された場合は33.3~70パーセント近くの検出率があります。
また症状がほとんどないため、感染が分かりにくいことも特徴です。

感染経路

・主にオーラルセックス
喉に感染する性病のためです。

症状

・喉の腫れや痛み
・発熱
・咽頭炎

エイズ

特徴

人間の免疫力を低下させるエイズは、性病の中でも命に関わるものとして多くの人に認識されています。
体内に浸出すると徐々に免疫を破壊し、数年~十数年経過すると容易に感染を起こし、悪性腫瘍などを発症させ死に至ることもあります。

感染経路

・性行為(血液、膣液や精液などの体液を介する)
・肛門性交(アナルセックス)

主な感染経路は異性・同性間による性行為です。感染率が最も高いのは肛門性向で0.1~3パーセント、次に多いのは膣性向で女性が感染する可能性(0.3~0.9パーセント程度)となっています。

また性行為以外では、
・注射器の使いまわしなどの血液を介する感染
・母子感染
・非加熱製剤
などによる感染などがあり、基本的には日常生活で感染に至ることはありません。

症状

・39度以上の発熱
・左右対称に腫れるリンパ節腫大
・顔面・体幹・手足などの発疹や咽頭炎、
・風邪のときと同じような筋肉・関節の痛み
・下痢
・頭痛
・嘔吐

初期は発熱・のどの痛み・筋肉痛といった、風邪に似た症状が多いです。
また5~10年ほどの間は全く症状が出ませんが、この間に免疫を担うリンパ球が減少していきます。
そして発症すると、しつこい下痢・酷い寝汗・急激な体重減少などが起こり、さらには基本的には感染しない細菌・ウイルス・カビに感染することがあります。

梅毒

特徴

梅毒とは全身に症状があらわれる感染症のことで、「トレポネーマ・パリダム」という細菌に感染することで発症します。

感染経路

先天性のものと後天性のもので特徴が異なります。

先天の梅毒は治療が不十分な状態で妊娠したため、胎児にも症状があらわれることも少なくありません。胎児期の影響で梅毒の症状が出る人もいます。
またセックスによって発症する後天性の梅毒もあります。こちらは感染後3~13週間程度で症状があらわれることが多いです。

症状

・感染から3ヶ月くらいの時期
性器周辺・口・肛門など細菌が侵入した部分にしこり

・期間が3ヶ月~3年
手のひら・足の裏・体幹などに赤い発疹(この時期までは治療することが可能)

・治療せずに3~10年経過
皮膚・筋肉・骨などにゴムのような固さの腫瘍があらわれます。さらに時間を置くと、中枢神経・大動脈など中枢神経にも影響を及ぼし、脳梗塞・心不全などを引き起こします。

先天性の梅毒の場合は、流産・死産になることもあります。
また乳児は骨に痛みが生じて手足を動かさなくなり、髄膜炎・水頭症などを引き起こすことも多いです。
また成長してからも難聴・視力障害などの異常に悩まされることも少なくありません。

ヘルペス

特徴

感染した人の約8~9割の人がすぐに症状としてあらわれず、数年~十数年後に症状が出ることも多いなど、潜伏期間が長い性感染症です。また再発する危険性が高いことでも知られています。
日本ではクラミジアに次いで、女性の感染が多い性病となっています。

感染経路

・タオル・箸・コップなどをパートナーと共用(唾液を介して)
ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスは、唾液の中に多く混入しています。

症状

・皮膚や粘膜に水ぶくれが発生(唇の周り・歯肉・女性器周辺に起こることが多い)
・患部の強い痛み
・排尿時に痛みを感じる
・発熱や頭痛
・太ももの付け根のリンパ節が痛み、同時に腫れる

またヘルペスが再発した場合、生理のタイミングと重なることがあります。そのため生理のときに普段とは異なる身体の不調が出た場合は、ヘルペスを疑い、検査をしてもらうことが大切です。

予防手段

ウイルスを持っている相手との性行為を避けることが、ヘルペスを予防するための手段となります。
またタオル・箸などから感染することもあるので、普段の生活で使うものはパートナーと分けた方が良いでしょう。

カンジタ

特徴

カンジタはカビが女性の膣・外陰部に感染する性病です。感染率が高く、性行為の経験がない方でも発症することがあります。
ただカンジタ自体は女性の膣にあることが多く、存在すること自体が問題という訳ではありません。膣内で異常に繁殖して何らかの症状を起こしたときに、性病と判断し治療する必要性が出てきます。
また人によっては何度も再発することがあります。

感染しやすくなる時

・免疫が落ちた時(疲れ・風邪・ストレスなどが原因で)
・妊娠などで膣内の酸性度が低下したとき
・抗生物質を使用したあと
・頻繁に性行為を行う
・ほかの性病に感染したとき
・ピルを服用しているとき

症状

・外陰部や膣のかゆみ
・ヨーグルト状のおりものが増加する
・外陰部の痛み
・性交痛
・排尿障害

尖圭コンジローム

特徴

尖圭コンジローマは主に性器の外側にできるイボのことで、性行為を活発に行う若年層に多い性病です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症します。自覚症状はなく潜伏期間が長いため、性病と気付かないまま過ごす人も多いです。

感染経路

・性行為
・肛門性交(アナルセックス)
・裸でのスキンシップ など

気付かれにくく、潜伏期間が長いため、セックスなどをすることで感染が広がることも多いです。
また小さな子供が、両親・医療関係者などと触れ合う中で感染することもあります。

症状

感染後3ヶ月ほど経つと、大小陰唇・膣前庭・膣・子宮頸部などの部分に先の尖ったイボが発生します。大きさは1~3ミリほどで、増えていくことが多いです。
その後イボができた部分にかゆみや痛みが発生する、性行為のときに痛みや出血が起こることもあります。そうなると患部が出血しやすくなり、ただれ・細胞の壊死による悪臭といった症状もあります。

トリコモナス

特徴

トリコモナス原虫という目に見えないくらい小さな虫が、膣内に入り込み炎症を引き起こす病気です。
日本でも比較的ポピュラーな症状であり、中高年でも発症するなど年齢層が幅広いことも特徴です。

感染経路

・性行為
・浴槽・下着・タオル・便器などから

性行為の経験がない女性や子どもが感染することもあり、浴槽・下着・タオル・便器などからうつることもあります。

症状

・外陰部に強いかゆみ、痛み
・悪臭のある緑がかった泡状のおりもの
・膣内の壁の粘膜が通常より赤くなる
・点状や斑状の出血が出ることもある

感染した人の約半分は自覚症状がなく、放置していると不妊症・早産・流産につながります。

毛じらみ

特徴

毛じらみは人間の毛に寄生し血液を吸うシラミのことで、大きさは1ミリ前後です。
感染後1~2ヵ月ほどで陰毛のかゆみなど自覚症状が出ます。毛の根元近くに卵を産み、増殖することも特徴です。

感染経路

・性行為
・裸でのスキンシップ
・毛布・寝具・タオルなどを介して

症状

・陰毛に強いかゆみ
・肛門周辺・ワキ毛・胸毛・太もも・すね毛・まつ毛・眉毛などにかゆみ

予防手段

毛じらみに感染している人との接触を避ける必要があります。

B型肝炎

特徴

B型肝炎とはB型肝炎ウイルスが肝臓などに感染した状態のことを指します。
肝炎・肝硬変など肝臓に関する病気に発症する可能性を高め、肝臓がんの原因となります。
自覚症状が少ないことも特徴で、自然と治ることも多いです。ただ気付かないうちに症状が進み、重い病気にかかっていたということも少なくありません。

感染経路

・母子感染(血液や体液を介して感染)
・オーラルセックスを含めた性行為
・不衛生な医療器具を使って行われた輸血・注射

症状

B型肝炎の症状は大きくは急性・慢性に分けられます。

・急性肝炎(一過性感染)
成人が感染した場合、この状態になることが多いです。
1~6ヵ月ほどの潜伏期間のあとに、黄たん・食欲不振・全身の倦怠感などの症状があらわれます。
基本的には数週間がピークでその後は回復に向かいますが、中には肝不全や肝性昏睡といった症状に発展することもあります。

・慢性肝炎(持続感染)
母子感染が原因、3歳以下で感染した場合、この状態になることが多く、肝臓が継続的に炎症を起こします。

予防手段

B型肝炎を予防するには、いくつかの方法があります。
・ワクチンを接種
・皮膚に傷ができた場合、水ですぐに洗う

またエイズ・C型肝炎などよりも感染力が強いので、性行為のときはより一層気を付ける必要があります。

C型肝炎

特徴

C型肝炎ウイルスに感染した状態のことを指します。血液を介して感染し、肝臓で増殖することが特徴です。
慢性化すると肝硬変・肝がんに移行するなど命の危険がある病気ですが、3~4割の人が自然治癒しているという側面もあります。

感染経路

(血液や体液を介して感染)
・使いまわしの注射針など衛生状態の悪い医療器具から
・性行為
・ピアスや入れ墨の針などから

症状

一過性の急性肝炎、症状が持続する慢性肝炎に分けられます。C型肝炎の7~8割の人は、慢性肝炎に発展するといわれています。

・急性肝炎
身体がだるい・食欲不振・吐き気・黄たんなどの症状があります。
感染後2~3ヶ月後に見られる症状で、程度が軽いため単なる身体の不調として考えられることが多いです。

・慢性肝炎
肝硬変・肝がんなど重度の症状が見られます。
自覚症状のないまま進行し、黄たん・腹水貯留といった症状があらわれたときには、すでにがんなどの症状が進行していることも少なくありません。

予防手段

性行為のときにコンドームを使用することが、予防するうえで大切です。
ただB型肝炎と違い、ワクチンでの予防ができないことも頭に入れておきましょう。

性病の予防方法

1.不特定多数の人と性交渉をしない・避ける

2.性交時はコンドームを必ず付ける

挿入前からコンドームを装着しなければいけません。

3.オーラルセックスもコンドーム付けると安心

性病は口内で感染することもあります。

4.性病について正しい知識を持つ

性病によっては、感染する行為、感染しない行為の境界線がそれぞれ違います。正しい知識を持つことで、パートナーとの日常生活を支障な送ることができます。

5.体に異変を感じたらすぐに病院へ

もしも、感染が疑われる症状が自分に出たら、速やかに病院に行きましょう。あなたを介して、他人に感染させることがないように、常に体調に気をつけましょう。

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