【産後のセックスレス】今話題の「産後クライシス」とは!?

あるアンケートで「自分たちはセックスレス夫婦だと思う」と、約6割の夫婦が回答したらしいですよ。これがほんとなら、かなりの割合の夫婦がセックスレスだということになります。30代でも、47%がセックスレスだそうで、ほぼ半分です。実は、30代以降のセックスレスは、出産が強く関係しています。出産後のセックスレスは、気持ち的な問題だけでなく、いくつかの生理的根拠に基づいています。

産後は女性の性欲がなくなる!その原因

産後、女性はいくつかの理由で、性欲が減退するのです。

【原因1】産後の体力的疲れ

【原因2】女性ホルモンの変化による影響

【原因3】妻→母への精神的変化

【原因4】育児による疲れと子ども中心の生活

【原因1】産後の体力的疲れ

出産は、女性にとって体力的消耗と負担があります。自然分娩の場合、骨盤が大きく開き、その後も痛みが出る可能性がありますし、帝王切開の場合は、切開手術をしているので、傷口がふさがるまで安静にしておく必要があります。回復までに、6週間~8週間と言われてますが、中にはその後も出産の疲れが残ってしまう女性もいます。

【原因2】女性ホルモンの変化による影響

女性は、妊娠中~出産後~授乳期間にかけて、女性ホルモンの分泌量に変化があり、精神的に不安定になりやすくなります。

≪妊娠中≫女性ホルモンの分泌がピーク

妊娠中は、お腹の赤ちゃんを育てるために、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が活発に分泌されます。出産前に分泌のピークを迎えます。

≪出産後≫女性ホルモンの分泌が急激に減少

女性ホルモンの分泌が減少すると、体調に影響を及ぼします。疲れが取れにくく、精神的にもイライラしやすくなります。

≪授乳期間≫授乳ホルモン「プロラクチン」の分泌

「プロラクチン」とは、母乳を出すことを促進させる一方で、性欲を減退させる働きがあります。つまり、母性の意識が強くなります。
さらには、授乳という行為自体が、母である女性の満足感や幸福感を与えるために、セックスのことを考える必要がないわけです。

≪赤ちゃんとのふれあい≫幸せホルモン「オキシトシン」の分泌

赤ちゃんとの触れ合いは、母に幸福感を与えるホルモン「オキシトシン」が分泌されて、女性はさらに幸福感を得ることができます。
実は、この「オキシトシン」は、セックスの時にも分泌されます。つまり、赤ちゃんとのふれあいで「オキシトシン」を得ているから、セックスをする必要がなくなるわけです。

【原因3】妻→母への精神的変化

子どもができると、「妻」→「母」へと精神的な変化があります。育児が最優先になりますから、夫のことは後回しにせざるおえなくなります。女性は、性的なことを考えるなんてできなくなるのです。

この頃から「夫への不満」が溜まり始める可能性も!

育児を手伝ってくれない夫に対して、女性の不満がたまり始める可能性があるのも、このころです。育児と手伝ってくれない夫へのストレスにより、夫婦間の愛情が薄れていく危険性があるのです。

【原因4】育児による疲れと子ども中心の生活

当然のことながら、子ども中心の生活になっていきます。育児による疲れも当然ありますし、ライフスタイルも子ども中心の生活にシフトチェンジしていきます。そうなると、夫婦間でのコミュニケーションがだんだんと少なくなっていくことが考えられます。

産後の性欲減退からセックスレスに移行する過程

これまでに述べた、産後の女性の性欲と環境の変化が続き、セックスレスという結果を招くことがあるのです。

【原因5】「原因1~4」の流れで幾度となく夫からの誘いを断る→セックスレスに!

男性は、当然出産経験がないので、妻の気持ちを理解することができない部分が多いわけです。妻が体力的、精神的、生理的な理由でセックスを拒否されると、理由はあれど、その後男性からセックスに誘いづらくなります。また、何度も拒否されると、自身を失ってしまう男性もいるでしょう。
この時点で二人は「セックスレス」になったと言うことができます。

【原因6】夫婦間でのコミュニケーションがなくなる

夫は妻からセックスを断られ、妻を女性として見れなくなり、妻は育児に無関心な夫に対して常にイライラ…二人はやがてコミュニケーションを取らなくなり、

【原因7】最悪な場合「産後クライシス」を招くことも!?

産後クライシスとは、出産後2~3年以内に、夫婦間の中が冷め切ってしまう状態をいいます。2012年にNHKが「産後クライシス」という表現をして、大きな話題を呼びました。最悪の場合、離婚に至るケースも最近は数多いのです。
この「産後クライシス」は、データでも実証されています。一番離婚が多かったのが、子どもが0歳~2歳の時だそうです。

【対策】セックスレス・産後クライシスにならないために!

「セックスレス」「産後クライシス」にならないために、また、最悪な結果「離婚」を迎えないためには、二人の理解が必要です。

【対策1】しっかりお互いにコミュニケーションを取る

まずは、二人で話し合うことがとってもとっても大事です。嫌なことがあっても素直に相手に打ち明けましょう。嫌なこと、不快なことがあれば、相手に冷静に伝える機会を持つのです。例えば、一日の終わりに、その日あったことを、思ったことを話す場を5分~10分設けるなどです。

【対策2】女性は、自分の体調や気持ちを素直に伝える

男性は、女性の気持ちを理解したいと思っても、性別的な問題で理解しにくいことがあります。女性は、自分の体調や気持ちについて夫に言うことを、自分の弱さやわがままだと思って、我慢することがあるかもしれません。でも、それはかえって、お互いの理解を妨げる原因になってしまいます。

【対策3】お互いに男女の生理的違いがあることを理解しておく

例えば、女性は男性の性欲について、男性は女性のホルモンバランスや産後の体調について、知識があるのとないのとでは、お互いの理解に差が出てきます。男女の生理的違いは、生物学上仕方ががないことでもあるのです。生物学上仕方がないことについて、お互いがケンカしたり、不快に思ったりするなんて、なんだか悲しいですよね・・・。

【対策4】その後の性生活の予定を話し合っておく

セックスレスが続くと、お互いに「セックスをしよう・したい」と言えなくなってしまいます。今後の性生活について、再開の時期など、計画的に話し合っておくことも大事でしょう。産後、体調的、精神的に落ち着くタイミングで話合いがいいかもしれませんね。
体調的・医学的には、産後の子宮の状態が回復して(子宮の大きさが出産前に戻って)からです。帝王切開の方は、傷が治るまでにもっと時間がかかるかもしれません。

まとめ

産後のセックスレスは、男女の違いやお互いの気持ちを理解していないと、夫婦間に亀裂が生じる可能性があります。その亀裂を修復しないままでいると、最悪の場合離婚に至る可能性もあります。
また、二人目、三人目のお子さんが欲しい方は、次の予定を計画的に考えておかないと、年齢による不妊もありえます。30代後半になると、妊娠率が大きく下がりますから、そのこともふまえてセックスレスの問題に向き合う必要があります。

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