お尻のニキビ
お尻って、日頃自分では確認できない場所ですから、椅子に座った時に「いたっ!」と思って気づきますよね。でも、お尻にできるのは、ニキビばかりではないようですよ。
お尻にできるデキモノ
1.ニキビ
みなさん、ご存知の通り、毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こすニキビです。
2.粉瘤(アテローム)
皮膚に袋ができ、垢と皮脂が落ちずに、袋の中にたまってしまった腫瘍です。ひどくなると、数十センチの大きいしこりになります。治療方法は、病院で切開し膿を出します。
3.おでき
毛の根元にある「毛包」に最近が侵入して炎症を起こすことが原因です。ひどくなると、徐々に大きくなり膿を持ちます。治療方法は、病院で切開し膿を出します。
4.毛巣洞(もうそうどう)
お尻の割れ目に炎症をおこし、膿がたまります。治療方法は、病院で切開し膿を出します。
それぞれの病名は違えど、「膿がたまる」ということは共通しています。お尻のデキモノは、ニキビと勘違いしやすいですが、病院に行って原因をはっきり特定させた方がよさそうです。

お尻のニキビを作らないために
お尻は、座るときに、摩擦や体重がかかることで、どうしても刺激を受けやすいのです。だから、ニキビが悪化しやすいと言えます。お尻にニキビを作らないよう、日頃から注意しておくことが大切です。
1.お尻をいつも清潔にする
お尻は、自分では見えない場所なので、なかなか洗いにくいですが、お風呂では意識して洗いましょう。
2.通気性のいい下着を身に着ける
お尻は、下着と服によって通気性が悪くなります。その上、椅子に座るとムレてしまい、不衛生な環境にさらされやすいのです。きつい下着は、さらに通気性が悪くなり、ムレやすいので注意です。
3.食生活・ストレス・睡眠不足に気を付ける
これは、通常にニキビと同じです。不規則な生活や、睡眠不足、ストレスによって、ニキビができます。ニキビの根本的原因から改善しなければいけません。
4.プール・温泉・大衆浴場・スパなどの施設に注意
人が多く集まり、水・お湯を共有して使う施設は、不衛生な場所が多く、雑菌がお尻に侵入しやすいです。お尻のニキビがひどいときは、そういう施設の利用を避けた方がベターです。
お尻の「デキモノ」が気になったら病院に行こう!
お尻は、自分の目で見ることができないので、ニキビなのかの判断もつきにくいです。かといって、家族や恋人に見てもらうのも、さすがにためらわれる…。見せた挙句に「ニキビなのかわからない」となれば、お尻の見せ損です。放っておけば、椅子による毎日の刺激で、その「デキモノ」が悪化します。気になった時点で病院に行きましょう!